部屋の隅にいる毛虫の正体!ヒメカツオブシムシの幼虫とは
部屋の隅やクローゼットの中、タンスの裏などで、茶色くて毛むくじゃらの、小さな毛虫のような虫を見つけて驚いたことはありませんか。その虫の正体は、衣類や食品に害を及ぼす害虫、「ヒメカツオブシムシ」の幼虫である可能性が非常に高いです。ヒメカツオブシムシの成虫は、体長3〜5ミリ程度の黒くて丸い甲虫で、春先になると白い花の蜜を求めて屋外を飛び回ります。この成虫自体は、家の中にいても直接的な害を与えることはほとんどありません。問題なのは、家の中に侵入した成虫が産み付ける卵から孵化する、その幼虫です。幼虫は、体長5ミリ前後の細長い芋虫状で、体全体が赤茶色の硬い毛で覆われています。この独特の見た目から、初めて見る人は何の虫かわからず、不気味に感じることでしょう。彼らは暗くてホコリっぽい場所を好み、光を避けて行動するため、普段は私たちの目に触れない場所、例えば家具の裏やベッドの下、カーペットの裏側、クローゼットの奥深くなどに潜んでいます。そして、そこで私たちの生活から出る様々な有機物を食べて成長していくのです。彼らの好物は、動物性の繊維である羊毛(ウール)や絹(シルク)、カシミヤ、毛皮、羽毛などです。大切なセーターやコートに穴が開いていた場合、それはヒメカツオブシムシの幼虫の仕業かもしれません。また、彼らは繊維だけでなく、鰹節や煮干しといった乾燥食品、ペットフード、人間のフケや髪の毛、ホコリ、昆虫の死骸なども餌にします。非常に食性が広いため、家の中のあらゆる場所が発生源となり得る、厄介な害虫なのです。もし部屋でこの毛虫のような幼虫を見つけたら、それは氷山の一角かもしれません。見えない場所で、さらに多くの仲間が潜んでいる可能性を考え、早急な対策を始める必要があります。